Uni-edit 学術英語論文執筆のヒント

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Uni-edit 英作文のヒント:ハイフンの正しい使い方 (パート A)

English Writing Tip: How to use hyphens correctly (Part A)

難易度:上級

Tip002「ハイフンの正しい使い方について」は、(パートA)と(パートB)に分かれています。今回のヒントは前半部分(パートA)になります。

校正チームによれば、英語原稿の校正でよく直さなければならないのが、ハイフンの使い方だそうです。ハイフンを正しく使えるようになると、英文にぐっとこなれた印象が生まれ、込み入った記述もクリアーになります。

ハイフンは、「-」のような形をしたとても短い横棒にすぎませんが、被修飾語を明確にする上で大きな役割を果たし、文意をはっきりとさせます。英語の学術文章では、ハイフンが幅広く用いられます。

ハイフンは、おそらくコンマと並び、 書き手にとって最も悩みの種となる句読点法です。その理由は、ハイフンに類似するものが話し言葉に存在しないからかもしれません。それは、印刷物における必要性からのみ生まれてきたものなのです。ハイフンの本質は、読み手に曖昧さを与えないようにすることにあります。

では、一般的な用法と誤用をいくつか見てみましょう。

ハイフンを使って複合語を作る

(正)the well-known actor (訳:有名な役者)
(誤)the well known actor (訳:調子が良い、知られた役者)

この例では、複合語「well-known」が「actor」を修飾しています。ハイフンは、「well」が修飾するのが 「known」だけであり、「actor」には適用されないことを示します。つまり、俳優は調子が良くて(well)なおかつ知られている(known)、というわけではないのです。

(正)the out-of-date curriculum (訳:時代遅れのカリキュラム)
(正)short-term solution (訳:短期的な解決策)

ハイフンを使って修飾関係を明らかにする

(正)He is a small-business man. (訳:彼は中小企業のオーナーだ。)
(誤) He is a small business man.  (訳:彼は小さいビジネスマンだ 。)

この例では、小さいのが企業(business)であって、男の身長ではないことを示すために、ハイフンが必要になります。もう一つの例を見てみましょう。この例では、両方とも正しいのですが、それぞれ違った意味になります。

(正)A light-green suitcase is pale in color. (訳:薄緑色のスーツケースは淡い色合いである。)
ここではスーツケースの色が記述されています。

(正) A light green suitcase is not heavy. (訳:軽い緑色のスーツケースは重くない。)
この文では、スーツケースは軽く、かつ緑色をしています。

ルール:「ly」で終わる副詞にはハイフンをつけない

(正)The highly toxic substance was handled carefully. (訳:その猛毒物質は慎重に取り扱われた)
(誤)The highly-toxic substance was handled carefully

ルール:名詞の後にくる複合語にはハイフンをつけない

複合修飾語が修飾される名詞の後にくる場合、たいていの場合それをハイフンでつなげてはいけません。名詞の前にくる場合はハイフンをつけるような複合語であっても、このルールに従います。

(正)The proposal was well documented. The professor said: "This really is a well-documented proposal." (訳:その企画書は良くまとめられていた。教授も「これはとても良くまとまった企画書だ」と言った。)
(誤)The proposal was well-documented.

(正)He has a 42-foot-long boat. (訳:彼は42フィートのボートを所有している。)
(正)His boat is 42 feet long. (訳:彼のボートは42フィートある。)
(誤)His boat is 42-feet-long.

Tip002「ハイフンの正しい使い方について」(パートA)はここまでです。
次回Tip002「ハイフンの正しい使い方について」(パートB)では、
「行為の繰り返しを表すためにハイフンを使う」、「複合語の保留」などを解説いたします。

(了)

過去の「学術英語論文執筆のヒント」アーカイブ

icon Tip001: Uni-edit 英作文のヒント:単語の羅列にはセミコロン (100.87 kB 2011-10-08 20:46:52)

 

 
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